1971 セリカ 1600 LT
2009年1月 5MT転換作業

赤いセリカLT…
当初からの計画がやっと実行される事になりました。
大分県のセリカ仲間KINOさんから頂いた貴重な5MT…ようやく搭載です(^_^;)。
今回の作業ではMATSUさんに入庫する際送って頂いたり、
TANAさんの1400STから外した部品を活用させていただいたり
仲間にいろいろお世話になっております。
どうも有り難うございました。

今回の作業も主治医・チームタックルさんのHPにも掲載されましたが、
またまた了解を得て、こちらのHPにもLTの整備内容をUPさせて頂いてます。
プロの丁寧な作業をどうぞ御覧下さい(^_^)。
(hironoさん、今回もお世話になりました。これからもヨロシクです!)

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2009/02/02

納車待ち

セリカLTの作業も完了しました。

先日完成したKE10もオーナーのお仕事の都合でお迎えを待っている状態です。




2009/02/01

セリカLT

LTの最後の作業です。

タペットカバーのパッキンから若干のオイル滲みがあったので、パッキン交換とついでにタペット調整をしております。
画像では黒く汚れている様にもみえますが、ヘドロ状のスラッジなどは見当たらず、コンディションは良い方だと思います。

そして予防策でポイントなども交換し、前回の車検では何も整備していないとの事なのでブレーキフルードの入れ替えもしておきました。


おまけの作業ですが、右の画像はブレーキフルードのリザーブタンクのキャップです。
古くなると粉を吹いた様になったり、浮き文字の隅に汚れが溜まったりして汚くなっているものです。
艶出し剤などを使うと不自然にテカテカになりますが、ある方法で自然な感じで綺麗にする事ができますよ。

 



2009/01/31

セリカLT


フライホイールを軽量加工しました。

元々付いていたフライホイールは約11sもありました。
少し後の年式の2TG用が約9sで、それをベースに7.7sまで軽量しました。
ちょっと控えめな数値ですが、これくらいが乗り易い様です。

そして組み合わせるクラッチはカバー・ディスクともAE86用です。
これは初期の2T・2TGのフライホイールには付きませんが、後の年式のクラッチカバーの位置決めのピンが3本になっているタイプなら装着可能です。
今回はAE86用のノーマル品を使用しましたが、純正フライホイール対応の強化品でも装着可能です。
ディスクの外径が一回り大きいので少々の容量アップになります。フライホイール側の当たり面もこれに対応できる余裕があります。ただし当たり面が磨耗して段付きになっているフライホイールの場合はお勧めできません。

そして右の画像はオーバーホールしたクラッチのマスターシリンダーとレリーズシリンダーです。
細かい部分ですが、ミッションのベルハウジングに付いているレリーズフォークの根元のゴムブーツも新品を装着しています。

つづく

  



2009/01/29

セリカLT


ファイナルギア(デフキャリアASSY)の交換作業です。

そもそも4速から5速へミッションの交換自体は簡単な作業だったのですが、今まで実行されなかった理由はファイナルギアでした。

単純にミッションだけを交換しても良かった話ですが、4速と5速では設定されるファイナルギアが違うのでスピードメーターギアの事などもあり、GTの5速と同じ条件にしたいというのがオーナーの希望でした。
しかし、この車両はデフのサイズがGTの6.7インチではなく1サイズ小さい6.38インチでした。
もう少し後の年式では1600の車両は全て6.7インチになっているらしいのですが・・・。

6.38インチから6.7インチへ変更するにはホーシングごと交換する必要があり、ぺラシャフトも一緒に交換しないといけません。

そんなこんなで計画が延び延びになっていた訳なのですが、6.7インチ化へ拘らずファイナルのギア比だけを合わせるのなら1400ST(4速)に使われている6.38インチでギア比4.1というファイナルを使えば解決できる事が判明しました。
そして、その条件に合うデフが偶然にも倉庫に眠っていたので、今回の作業が実行される事になった訳です。


前置きが長くなりましたが、左の画像の右側が今回取り付ける4.1のファイナルで左側が取り外した3.9のファイナルです。
画像で見ても区別は付かないと思います。
ちなみにLSDを取り付ける場合には部品の入手が困難だと思いますが、今のところ必要ないとの事ですので今回はこのまま取り付けます。

中央の画像はハウジング側の古いガスケットを掃除したところです。
長い間デフの脱着が行われていない場合はこびり付いたガスケットを剥がす作業が意外と大変です。
少々面倒ではありますが、スタッドボルトを全部外してハンドグラインダーにカップブラシを付けて磨くと結果的に綺麗で早く仕上がります。

そして例によっておまけのアーシングコードを付けてこの作業は完了です。
実は年式の違いからか、コンパニオンフランジの形状も微妙に異なることが判明しましたが、ぺラシャフトもセットで在庫していましたので一緒に交換して解決致しました。

 



2009/01/26

セリカLT

搭載予定の5速ミッションは随分以前から用意されておりましたが、オイルと埃とシャーシブラックでコテコテになっていました。
あまりにも酷い状態なので適当に掃除するつもりでしたが・・・

やはり、やり始めると止まりません。
最終的には少し環境に悪そうなケミカルを使って気になる汚れを落としました。


ところで、こんな汚れ落としに良さそうなブラシを100円ショップで発見しました。
ブラシ部分は真鍮製で、長さもちょうど良い感じです。

ミッションケースのリブの隅の汚れもこれで綺麗に落とせましたよ。



2009/01/25

セリカLT

ミッションを降ろしております。

クラッチディスクは磨耗限度に達していて、カバーの当たり面も少し焼けています。
レリーズシリンダーの取り付けネジがナメているらしく、ナットが空回りしてしまったのでミッションに残したまま降ろしました。これはナットを破壊すれば取れるでしょう。

右の画像はフライホイールですが、左側がLTに付いていた物で右側が少し後の年式の2TGの物です。
LTに付いていた物は見るからに重そうですね。(実際に重いです)
今回このあたりも少し味付けしてみる事にしましょう。

つづく



2009/01/19

セリカLT

家族で乗り継いだという実質ワンオーナー車を現オーナーが譲り受け、この赤いLTが新潟からやって来たのは2005年の秋でした。

OHVの2Tエンジン本体はノーマルのままですが、ソレックスとタコ足の装着で思いのほか軽快に走る仕様になっております。
当初から4速のミッションを5速に交換する計画だったのですが、色々な事情で延び延びになっておりました。

今回ようやく実行する事になり入庫しております。
詳細は追って紹介する事にしましょう。

つづく